選抜選手たちが2016ツールド熊野UCIに出場!

西日本学生AACA選抜がUCI国際レース、2016ツールド熊野UCIに出場。

6月16日から4日間に渡るUCI国際ステージレース、ツールド熊野にKINAN Coupe de AACAで日頃から頑張っている学生たちが、選抜チームとしてプロのフィールドへ挑んだ。

若い選手たちに経験をさせてあげたいという、オーガナイザーであるスポーツプロデュース熊野のスタッフやKINAN Cycling TeamのゼネラルマネジャーでありKINAN Coupe de AACAの主催者である加藤氏の思いが実現させた、18回目を迎えたツールド熊野での初の試みである。

選抜されたメンバーは、森田和也(京都大学)池邉 聖 (慶応大学)関谷 聡 (立教大学)そして、小玉 凌、西原佑太、佐藤大紀の3選手は、中京大学からの選出。
どの選手も学生の大会やKINAN Coupe de AACAで素晴らしい走りをしている選手たちだ。

そして、雨のプロローグで幕を開けた。
ゼッケンの数字が一番大きなAACA選抜は栄えある第一出走者として関谷が走る。
一番時計は確定なので、急いでホットシートに座って記念撮影をするお茶目なヤツ。
学生選手権のタイムトライアルで優勝経験のある池邉に期待が掛かったが、勢い余ってオーバーラン、タイムを失う。残念!
そして各選手が期待と緊張の中、それぞれのプロローグを終えた。

翌第1ステージは晴天。
もちろんチームオーダーなんて無いから、各選手が各々の思いを胸にスタートした。
ところがというか、やはりというか、UCI国際レースの壁は厚く、終始集団内の良いポジションで走る事を心掛けた小玉のみが完走という、AACA選抜チームにとっては非常に厳しい現実を突きつけられる。

そして選手は小玉のみの第2ステージ。
前夜のミーティングでは各選手の様々な思いを聞くことになり、そこでスタッフは閃いた。リタイアした選手は現場体験してもらおうと。UCIレースを違う角度から見ながら、小玉をサポートする。
小玉は頑張りを見せて、厳しい山岳コースを確実なポジションで完走した。
チームカー班と補給班に分かれ、裏からレースを見た。
本来なら走って経験したかったところだが、それはそれで皆にとっては良い体験になった様だ。

最終第3ステージ。
激しいレースになる事は明白。そして総合争いのチームの序盤からの激しいペースアップに、小玉もたまらず集団から遅れる。
小集団でローテーションしながらゴールを目指すが、レースも半分を過ぎたあたりでタイムアップ。完走ならず残念。

にわか作りの寄せ集めチーム。
選手もスタッフも圧倒的に事前の準備不足、事前のコミュニケーション不足。そんな中でレース当日に集まってヨーイドン!
それでも世界に飛び込んでいった学生たちはキラキラしていた。だから手伝ってるスタッフもすごく楽しかった。
きっと選手たちも各々に思い、感じ、手にした事だろう。もしかしたら失った事もあったりするかもしれない。
こんな経験が今後のみんなに少しでもプラスになれば嬉しいかな。
自転車競技のみならずにね。

で、この試みはもちろん来年もチャレンジしていく予定です。
今回、時間が無かった事もあり、選考基準が曖昧な部分もありましたが、来年へ向けてのチーム作りはもう来月辺りの、KINAN Coupe de AACAから始まるかもしれません。

ツールド熊野を走りたい若者は、ぜひKINAN Coupe de AACAで自分の走りをアピールして世界へチャレンジしましょう!
来年は学生だけでなく、U23の選手なら参加資格ありです!
選手の皆さん、KINAN Coupe de AACAから世界へ!

正式な通達は後日!

http://www.nspk.net/tdk/

 

 

photo:Syunsuke FUKUMITSU
Text :Shinji Suzuki

 

7/9(土)の第7戦のネットエントリーは 。。。

 

銀行振込のエントリー締切:2016年7月4日(月曜日)18:00 

 

クレジットカードのエントリー締切:2016年7月5日(火曜日)23:59

 

 

エントリーはこちら ←クリック!